豆知識
太陽熱温水器が屋根の負担になっているかも
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投稿日 : 2024/09/01
今でも屋根の上に乗っている太陽熱温水器をよく見かけます。
太陽熱温水器は太陽熱パネルと水を貯めておくタンクがあり、太陽熱で水を温める設備です。
1970年〜1980年代に多く設置されました。
太陽熱温水器の耐久年数は約20年程度とされています。
そのため今も屋根の上に乗っている太陽熱温水器は、そのほとんどが耐久年数を超えていると考えられます。
耐久年数を超えたものは劣化により故障し、ほとんど使われなくなっているのが現状です。
故障しても、購入した販売会社・設置会社が存在していれば、修理もしくは撤去を依頼できるのですが、その会社のほとんどはもう無くなってしまっていることが多く、故障して使わなくなった太陽熱温水器を屋根の上に乗せたままにしているお家がたくさんあります。
太陽熱温水器が屋根にかける負担
太陽熱温水器の重量は、水が入っている時で約250kg〜300kg、使わなくなって水が入っていなくても約50kg〜100kgあります。
こんなに重いものが乗っていると、当然屋根にはかなりの負担がかかります。
また太陽熱温水器の屋根への設置方法は、ほとんどがピアノ線のようなワイヤーで固定しているだけですので、ワイヤーが劣化し、不安定な状態で屋根の上に乗っていることも多々あります。
使わなくなった太陽熱温水器を屋根に乗せたままにしておくのは屋根にとって大きな負担になり、雨漏りに繋がる恐れがあります。
使っていない太陽熱温水器は撤去したほうがいい
使わなくなった太陽熱温水器は、屋根の上にあるだけで屋根自体の負担、屋根材の負担になり、雨漏りに繋がることがあります。
また、ワイヤーの劣化により、大きな地震の揺れ、大きな台風の強風で落ちてしまう危険性もあります。
そのため販売会社、設置会社に連絡が可能な場合は、屋根から下ろして処分した方がよいでしょう。
タカラホームでは太陽熱温水器の撤去も承っております。
もし販売会社、設置会社に連絡が取れずお困りの場合は、お気軽にご相談ください。